暗号資産の清算価格計算ツール
レバレッジポジションが取引所によって強制的に閉じられる価格と、現在値からそこまでどれだけ余裕があるか。
清算が実際に起きる仕組み
レバレッジポジションを建てると証拠金を差し入れることになる。価格が逆行すると含み損がその証拠金を削る。残りが取引所の維持要件を下回った時点でポジションは強制決済され、その後の価格がどうなろうと証拠金は失われる。方向を当てていても、値動きが起きる前に清算されれば意味はない。
この算術は容赦がなく、非線形である。レバレッジ10倍では約10%%の逆行でポジションが吹き飛び、25倍では約4%%、100倍では0.5%%未満で足りる。時価総額上位100銘柄の多くは日次ATRが3%%を超えるため、25倍のポジションは通常の1日の値幅の内側で強制決済される位置にある。レバレッジの数値はリターンの倍率ではなく、破綻までの距離の除数である。
メンテナンスマージンと、この数値が概算である理由
どの取引所もメンテナンスマージンをティア制で適用します。ポジションが大きいほど要求率は高くなり、ティアは取引所や契約ごとに異なります。この計算ツールは自分で設定できる単一の率を使うため、最下位ティアの小〜中規模のポジションでは正確ですが、規模が大きくなるほど概算になります。また、数日保有すると証拠金を削るファンディング費用と手数料も考慮していません。
出力は取引の根拠にする厳密な数値ではなく、安全圏の境界として扱うべきである。実際に資金を投じる前に、利用する取引所の計算ツールで確認すること。各取引所の階層表が正式なものであり、ここでの初期値とは異なる場合がある。
見るべきは清算価格までの距離
清算価格そのものより、現在価格と清算価格の差の比率の方が有用である。結果に表示される当該銘柄の日次ATRと比べてみるとよい。清算がATR1本の内側にあるなら、通常の日々の値動きだけでポジションは終わる。見通しの当否とは無関係に、その資産に対してレバレッジが高すぎる。
よくある質問
この計算ツールは厳密なのか。
厳密ではなく、第三者の計算ツールでは厳密になり得ない。取引所はポジションサイズに応じて上がる階層型の維持証拠金を用いており、その階層は取引所ごとに異なる。ここでの計算は基礎階層の小さめのポジションについては正確だが、取引する取引所で必ず確認すること。
どの程度のレバレッジが安全か。
安全なレバレッジというものはなく、資産のボラティリティに見合ったレバレッジがあるだけである。有用な判断基準は、清算価格が日次ATRの3本分より離れているかどうかである。主要な大型銘柄ではおおむね1桁のレバレッジを意味する。
証拠金を追加すると清算価格は動くのか。
動く。ポジションサイズを増やさずに証拠金を追加すると清算価格は遠ざかり、これは実効レバレッジを下げることと同じである。逆にポジションを積み増せば清算価格は近づく。
資金調達手数料は清算に影響するか。
影響する。無期限先物では各回の間隔ごとに資金調達手数料が証拠金から差し引かれるため、数日保有したポジションは価格が動かなくても清算に近づいていく。この計算ツールはそれを考慮していない。
計算はブラウザ内で実行される。価格は本サイトのシグナルを生成しているのと同じBinanceの日足終値を用い、00:00 UTCの終値確定後に毎日更新される。ここにある内容は金融助言ではない。